カトリックとは、キリスト教の中でも歴史が古く、非常に伝統を重んじる宗派です。スデンドグラスがきれいな、歴史が古く重厚な教会を思い浮かべてもらえばいいと思います。オーストラリアではどこの町にも最低1つはあります。通常の結婚式場とは違い、信者でなければ結婚式を受け付けない場合が多い様です。
基本的に外部の人間を入れたくないというのが教会の本音のようです。特に写真屋さんなんかは入れたくないんでしょう。態度で分かります。
かと言って、カップルが写真を望むので仕方なく入れるという感じです。
で、何が起こるか?
たいていの場合、撮影場所の制限が施されます。
フォトグラファーにはここからここまでの範囲しか立ち入りを許可しないと厳しく言ってきます。具体的には、後ろの観客席からしかとれない場合が多く、ひどい時にはいすに座って1カットのみ何て言うのもありました。フラッシュなんかもちろんNGです。
まあ、彼らにとっては絶対に譲れない部分もあるのでしょう。
しかし、こちらも高い料金を受け取っている以上、きちっとした物を納品する義務があるわけで、そこにジレンマが発生します。
僕の結婚式の撮影では、なるべくその時の生の瞬間を残してあげたいと思っております。
このカトリック系教会の場合は、苦肉の策として、セレモニーの後にクライアントの方にもう一度教会に入ってもらい、近寄れなかった残りの写真を撮らせてもらっています。
教会には勝てません。。。
つい2週間程前にカトリック系教会でやりましたが、非常に大変でした。この時はセレモニーの後で撮影するのにも嫌な顔をされました。
クライアントにはいい物を残してあげたいとがんばっているだけなのにね。
教会にはもう少し、クライアントの立場で物を考えてもらいたいものです。